谷中 全生庵 圓朝忌

ここからは少し時間を遡りながら書いていこうと思います。

まだ暑さも厳しい8月11日、東京都谷中で行われた圓朝忌へ行ってきました。


此処 全生庵には落語を代表する名人・初代三遊亭圓朝のお墓があり、

命日の8月11日、毎年こうして噺家様方が集まり法要が行われます。

全生庵に拠点を置く妙音会の虚無僧の皆様も、法要の為に集っておられました。

法要は本堂にて10:00から始まります。

どなたでも参座可能で、受付をされていた若手の方に二千円?程お納めしました。


御本尊様と圓朝様に向けて、お一人の噺家様が代表して落語を奉納します。

2018年の圓朝忌は金原亭馬生様が『安兵衛狐』というお噺をされました。

落語を直に拝聴したのはこれで二回目でしたが、とても楽しかったです。

奥に見える方々が落語協会の皆様。

こちら側には一般の方々と、左手側奥には虚無僧の皆様が待機されています。


余談ですが、私が初めて直に見た落語は『死神』でした。

今ドラマ放映中の「昭和元禄落語心中」の八雲師匠が得意とした、あの『死神』です。


私は落語というと『死神』しか知らず、

また、2年前に初めて見た落語も『死神』だったというのは全くの偶然ですが、

その『死神』という作品を作ったのが、今法要が行われている三遊亭圓朝師匠なのです。

巡り合わせの不思議さを感じずにはいられません。


奉納落語が終わった後は外で扇子のお焚き上げが行われます。

次々に扇子が火の中へ投じられていきます。

真夏の炎。あついです。

虚無僧装束の皆様は言うまでもなく暑かろうと思います。

この後、落語協会会長様のお言葉をもってお開きとなりました。

時間にして約1時間程の法要でした。


その後は奥のお堂で公開されている幽霊画を見たり、

全生庵オリジナル飴を買い求めたりしました。

何故作ったのか。

そして意外にも黒×ピンクというかっこいいナイスな色合いです。



ホームページのVIDEOページに扇子お焚き上げ時の動画をアップしました。

虚無僧尺八も聴けますので、よろしければご覧下さい。

もしかするとスマホで閲覧の場合は動作が重たいかもしれません。

Youtubeに動画をアップした方が視聴して頂きやすいだろうか…とも考えつつ

まだまだホームページ作りは試行錯誤の最中です。


『悠々千古心』Web site: https://www.yuyu-senkono-kokoro.com


悠々千古心BLOG

日本各地の虚無僧を追った記録。尺八のことや旅のことも時々。

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