涼しさを過ぎ、肌寒さを感じるようになってきました。
先日、静岡県静岡市葵区にある、高野山真言宗 音羽山清水寺に行ってきました。
昔こちらのお寺のすぐ近くに、「無量寺」という虚無僧寺があったらしいのです。
階段を進むと境内には俳句が彫られた石碑がいくつもあります。
小さな石の仏様方もたくさんいらっしゃいました。
奥まで進むと、徳川家康が建立したという観音堂があります。
さらに奥に、墓碑がありました。
どちらにも「小栗一角齋」と書かれています。
天保八年 丁酉(ひのととり)は1837年。今から181年前ですね。
碑の側面。
「圓明国師」は宋(昔の中国)から普化宗を日本に伝えた法灯円明国師。
「普化大禅師」は普化宗を開いた祖。
「古山禅師」は法灯国師が宋から連れてきた普化四居士の一人 宝伏(ホウフ)居士の弟子で、後に金先(キンセン)派と呼ばれる流派を築き、千葉県松戸にあった一月寺の開基となった金先古山禅師。
反対側の側面にはこのような由緒書きのようなものが。
そして墓碑の裏側には尺八と蜘蛛のレリーフ、そして句が…
比較的崩し過ぎない文字で書かれてはいると思うのですが、読めません…
もし変体仮名やかな字に詳しい方、読める方がいらっしゃいましたら
CONTACT から教えて頂けたら幸いです。
自分でも解読を試みてみたいと思います。
今回訪れた無量寺の存在は下記Webサイト様を拝見して知りました。
貴重な情報を誠にありがとうございました。
『虚無僧尺八 松籟・海鳴』 矢頭 治氏
http://takenokaze.in.coocan.jp/
:無量寺遺物(静岡県静岡市)
http://takenokaze.in.coocan.jp/tour/kiyomizudera/kiyomizudera.htm
以下雑談。
長らく念願であったプラネタリウムに行ってきました。
子供の頃、プラネタリウムとは理科の勉強の延長という存在でしたが、
今のプラネタリウムは視界の端までスクリーンがある映画のようで、すごいですね。
本当にきれいで予想以上に感動しました。はまってしまいそうです。
プラネタリウムに行きたいと思うようになったきっかけは、
2005年に発表された、大塚 愛さんの『プラネタリウム』という曲です。
「曲中流れるこの笛の音は尺八だ」と、尺八の演奏を聴くようになって気づき、
元々好きな曲ではありましたが、それから自分の中で少し特別な曲となりました。
尺八は添川浩史先生という方が吹かれていたそうです(2017年に鬼籍に入られました)
とても美しい曲です。
『悠々千古心』Web site: https://www.yuyu-senkono-kokoro.com
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