年の瀬、です。
仕事納めと忘年会が終わりやっと時間が取れると思ったら
あと3日で今年も終わってしまいます。
元日の事もまだ鮮明に思い出せるというのに。
時間が過ぎるのは何て早い、
人生とは何て短いのだろう、と
悲観的とかではなく普通に思ってしまうので、
せめて過ぎ行く日々の記録を残したいと思います。
2018年の虚無僧を追った記録を振り返ります。
2018年3月29日(木)東京都谷中・全生庵
→ PHOTO 『全生庵』
妙音会という虚無僧の方々の関東支部拠点が全生庵にはあります。この日は特に何か催しがあったという訳ではありませんが、花見をかねてふらりと。桜吹雪をちゃんと見たのは生まれて初めてだったかもしれません。
2018年4月4日(水)東京都上野・上野公園
→ PHOTO 『清水観音堂 花まつり』
花まつり というお釈迦様の誕生日のお祝いを見にいきました。
東京でもこんなに間近に虚無僧を見られるなんて。
翌月の5月27日にホームページ『悠々千古心』と、このBLOGを開設しました。
2018年6月2日・3日(土・日)富山県高岡・国泰寺
3度目の富山県。二日間雨が降らず良かったです。今年が一番楽しかったなぁ。
現地の箏弾きの皆様とのコラボ演奏もグレードアップしてました。
数十人の虚無僧が集う非日常的な景色。
乾いた眼球の奥が潤うような。
毎年訪れたい反面、思い出にしてしまった方がきれいなまま残るのかな、と
思うくらいには個人的に思い入れがある大切な場所でした。
2018年7月5日(木)静岡県伊豆・旭滝(虚無僧寺 瀧源寺 跡)
尺八古典本曲「瀧落之曲」発祥の地。ここ2~3年ずっと見に行きたいと思っていた念願の瀧を見ることができました。滔々と湧き落ちる水を見ていると無心になれるような気がしました。
2018年7月17日(火)東京都上野・上野公園
今年2回目の上野公園。お盆の灯籠流しが上野公園奥にある不忍池で行われました。夜の写真撮影は難しいです。そして川の対岸で待機しないと虚無僧と灯籠の写真は撮れません。
2018年8月11日(土)東京都谷中・全生庵
→ BLOG 『谷中 全生庵 圓朝忌』
桜の頃ぶりの来訪。「圓朝忌」という初代 圓朝師匠の命日の法要の為、噺家の方々が集まります。溶けそうなくらい暑い日でした。
2018年9月5日(水)神奈川県伊勢原・伊勢原大神宮(虚無僧寺 神宮寺 跡)
→ BLOG 『夏の終わりと神奈川県巡り』
残暑厳しい1日。神奈川県は人の時間の積み重ねを感じるものがたくさんありました。
100年前200年前の人も私達と同じく生活や感情もある誰かだったのだと思うと、明治維新で普化宗が廃宗となった時、虚無僧の方々はどんなに悲しかっただろう…などと考えてしまいました。
この日は天狗で有名な最乗寺や、江の島にも行きました。
2018年10月16日(火)静岡県葵区・清水寺(虚無僧寺 無量寺 遺物)
→ BLOG 『静岡県 無量寺 墓碑』
静岡に行く機会があったので、時間をみつけて寄ってみました。お線香やお花を持っていけばよかったです。こんなに刺されるかという程蚊に足を刺されました。大きい一眼レフを担いでいたからか、帰路によった清水寺近くにある珈琲店のご主人が登山写真のお話をいろいろ聞かせてくれました。
その後は仕事が多忙な時期に突入してしまい
秋の虚無僧や紅葉を見に行く事はできませんでした。
それでも2018年は自分にしてはあちこち巡れた方だったと思います。
来年は出来れば少し足をのばして、遠くの地の虚無僧も見に行きたいものです。
地域によっては、袴をつけていたり、揃いの装束を身にまとっていたり、白い着流しであったり、見た目にも違いがあるようですね。奏でる尺八の曲や音色に違いがあるかは、それこそ現地で直に聴いてみなくては。
旅費や時間の都合をつけるのはなかなか大変ですが、年齢を重ね、己の目と耳で直に見聞きする経験は、かけがえのない財産だと思うようになりました。
ただ過ぎに過ぐるもの
帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。
『悠々千古心』Web site: https://www.yuyu-senkono-kokoro.com
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